イタリア・フランス研修旅行

この研修旅行は、キリスト教の信仰を背景にしたヨーロッパの歴史・文化・芸術を訪ねることを目的に実施されています。 イタリア、フランスの10あまりの都市を巡る充実した2週間の旅です。
多くの世界遺産や芸術作品を見学して、イタリアのルネサンス文化、フランスの宮廷文化に触れる盛りだくさんの内容です。
なかでも、白百合学園設立母体の発祥の地であるフランスのシャルトル訪問、ローマ法王謁見、バチカン博物館の貸切見学は、本学ならではの企画で、貴重な経験ができたと好評を得ています。また、歴史と新しい文化を同時に持つ大都市パリやローマでの研修や自由散策を通じ、人々の生活や文化を肌で感じることができるのも貴重な体験です。

2014年度『イタリア・フランス研修旅行』報告 団長 加藤美紀

 2015年3月2日~14日、13日間のイタリア・フランス研修旅行を実施しました。訪問地は、ローマ、ヴァチカン、アッシジ、フィレンツェ、ヴェネチア、ルルド、パリ、シャルトル、そしてモン・サン・ミッシェル。世界的観光地としても名高い8つの世界遺産を含むキリスト教ゆかりの聖地を巡りました。
 今回の研修では、ヨーロッパの重層的な歴史の厚みを体感しながらキリスト教文化と芸術に触れることを通して、本学の建学の精神についての理解を深めることができました。とくに、本学の設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会発祥の地、シャルトル・ブルーのステンドグラスが輝く大聖堂の巡礼をはじめ、カトリック教会の総本山であるヴァチカンでは世界に圧倒的な影響力をもつフランシスコ教皇に謁見して、壮麗なサン・ピエトロ大聖堂でミサにあずかり、アッシジでは聖フランチェスコ教会のフレスコ画に目を見張り、ピレネー山脈ふもとでは聖母マリアの出現と奇跡で世界中から巡礼者が集まるルルドの泉で沐浴し、中世以来あまたの巡礼者が命がけで訪れたモン・サン・ミッシェルの幻想的な修道院で祈りながら、クリスチャンではない学生達も深い感銘を受けていたようです。
 また、システィーナ礼拝堂、ウフィツィ美術館、ルーブル美術館では現地ガイドの詳細な解説付きで最高峰の芸術作品を鑑賞することができ、誰もが夢中で見入っていました。福音書を記した聖マルコの聖遺物を納める水の都ヴェネチアではゴンドラ体験、ルネサンス発祥の花の都フィレンツェではドゥオモのクーポラに登って一望した夕暮れの美しい街の眺め、研修最後の夜となった芸術の都パリでは目の前で瞬くエッフェル塔のシャンパンフラッシュも忘れがたい思い出です。さらに、食育にも配慮したメニューにより、ヨーロッパの多彩な食文化を堪能しました。こうして研修中どこに行っても感激の歓声があがり、参加学生16名全員が充実した濃密な旅を楽しんでいたようです。
 この研修旅行は4年制大学として開学以来の歴史をもち、本学ならではの特典も多く、宗教教育のみならず文化教養を高めるためにも大きな教育的成果をあげてきました。これからも本学のルーツをたどる建学の精神の学びの機会として、また自己啓発の旅として、継続して一人でも多くの学生が参加することを願っています。

2012年度『イタリア・フランス研修旅行』報告 団長 遊佐重樹

イタリア・フランス旅行の写真
イタリア・フランス旅行の写真
イタリア・フランス旅行の写真

 2012年度『イタリア・フランス研修旅行』は、2013年2月22日から3月6日までの日程で、実施されました。参加者は、本学生25名、同窓生6名、白百合女子大学(東京)在学生3名の総勢34名。引率は、和田前学長と私、遊佐の2名でした。この研修旅行は本学開学当初から続く主要な研修旅行のひとつですが、同窓生や白百合女子大学(東京)の学生も参加するのは初めてのことで、13日にも及ぶ旅程を楽しく交流しながら無事終えることができました。
 主な訪問地はイタリアではミラノ、ピサ、フィレンツェ、アッシジ、ローマ、バチカン。フランスに移動した後はパリ、ルルド、ベルサイユ、シャルトルなどで、世界遺産や名所、旧跡など見所満載のスケジュールでした。なかでもバチカンでは、前教皇ベネディクト16世の最後の謁見に参列できるという千載一遇の機会に恵まれ、世界中から集まった14万人の信者に囲まれて特別な時間を共有し、後にコンクラーベが行われたシスティーナ礼拝堂を見学できたことは、まさに一生の記念になりました。また、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂では日本人の神父様にご案内いただき、通常の観光客には足を踏み入れることのできない施設まで見学させていただきました。その他、聖母マリアご出現の地・フランスのルルドや、白百合学園設立母体発祥の地・シャルトル訪問など、この研修旅行ならではの貴重な体験をすることができました。
 今年のヨーロッパは例年になく寒さが厳しく、研修前半は雪や低温に見舞われ、移動スケジュールにも支障を来すほどでした。が、イタリアのアッシジに到着したあたりから天候も回復し、後半は晴天に恵まれました。有能で親切な添乗員さんや現地ガイドさんたちのお陰で、一行は最後まで快適に楽しく旅することができました。最後の夜はさよならパーティーを催し、皆で校歌を歌うなどして旅を締めくくりました。
 旅の余韻に浸りつつ帰国の途につきましたが、その後もお互いに連絡を取り合うなど、参加者たちの交流は続いているようです。この度の引率は私にとっては5回目でしたが、回を重ねるごとに内容がより精査され、充実してきていることがわかります。関係者、取り扱い旅行会社のご尽力により、まさに本学の研修旅行に相応しい充実した内容で、参加者は大変満足した様子でした。今後も多数の参加者を期待し、この研修旅行が長く継続することを願っております。