国際ボランティア

2013年度 フィリピン・ボランティア・スタディツアー
〈ピース・ミッション〉 団長 加藤美紀

 2014年2月12日~24日、フィリピンにて13日間の国際ボランティア・ツアーを実施しました。国際交流センター鈴木和裕氏の万全なコーディネートのもと、全学科から有志学生12名が参加しました。今回、2008年から毎年実施してきた企画を、建学の精神を身に着けるための〈ピース・ミッション〉としてリニューアルしての再スタートです。「自分たちの手で世界に平和を築く」ことを目指したプログラムを通して、主に次の3点において学びを深めることができました。

 第1に、国際ボランティア体験です。ピナツボ火山爆発の被災者に無料で医療を施すOur Lady of Peace Hospitalを創設した外科医シスター・エヴァのガイダンスを受けながら、仮設住宅で暮らす母子への食事提供のお手伝いをしました。カリタス・マニラでは、レイテ島の巨大台風による被災者への支援物資の仕分け作業に没頭しました。山岳民族の住むアエタ村では、生活支援のための朝夕の給食サービスをする他、山のじゃり道に散乱したゴミを拾い歩きました。

 第2に、国際交流です。マニラからバスで4時間ほどの距離にあるミゼリオ村では、大洪水の被災者のためにSPCが創設した小中高で、ザンバレス村ではアエタ族のための自立支援学校で、学生達はそれぞれクラスを受け持ち、授業の中で日本語の歌や文化を紹介したり、一緒にゲームやスポーツをしながら、現地の子供たちと触れ合いました。サヨナラpartyでは、双方とも歌と踊りを披露した後、彼らが本学の学生にとりすがって泣きながら手紙を渡すと、全員涙々のお別れとなりました。

 第3に、異文化理解です。マニラとミゼリオ村では、一般の家庭にホームスティさせていただき、フィリピン市民の家庭生活を体験しました。ホストファミリーと一緒に伝統料理を作ったり、染め物をしたり、タガログ語で意思疎通したり、楽しい思い出がたくさんできたようです。327年間に及ぶスペイン植民地時代と48年間のアメリカ統治時代の足跡を刻んだイントラムロス(旧市街)、美しい滝と野生の水牛が印象的な郊外のエスクデロを訪問した日には、フィリピンの歴史と自然を体感しました。

 以上の盛りだくさんな学びの旅は、参加した学生にとって一生の財産だと思います。自分の殻を打ち破って外の世界に踏み出し、他者と出会い、自己変革するまたとないチャンスとなったことでしょう。これまで長年のつながりを通してフィリピンとの信頼関係を築き上げ、本企画をすべて準備し実現してくださった本学の鈴木氏と、ピース・ミッションを熱烈歓迎してくださったSPCフィリピン管区のシスター方、姉妹校であるマニラのセント・ポール大学の皆様に心から感謝申し上げます。