仙台白百合女子大学履修証明プログラム

2017年度 仙台白百合女子大学履修証明プログラム(履修証明制度)
キリスト教教養コース コース生募集のご案内

履修証明制度とは

 本学は、一般の方々に勉学の機会を提供し生涯学習を促進するため、学校教育法に基づく履修証明制度を2017年度より新設いたしました。この制度のもとで、本学の建学の精神であるキリスト教を中核的なテーマとして学び、キリスト教にかかわる一定のまとまった教養・知識を理解して頂くことを目指してプログラムを作成しました。プログラムの一定数の科目に合格して修了することにもとづいて、履修証明書(本学学長名による)が授与されます。学生時代に学んだ内容を現在の視点からもう一度見つめ直したい、より深く掘り下げたいなど、幅広いニーズに適した制度です。
 なお、社会人のために特別に開講される授業だけではなく、本学の通常の授業にも出席して頂きますが、この制度による履修では単位を修得する事はできません。単位修得を希望する方は、科目等履修制度をご利用ください。

申し込み資格

〇高等学校を卒業された方、またはこれと同等の以上の学力があると認められた方。ただし女性に限ります。なお、学生の方はご遠慮ください。

履修科目

〇履修科目およびそれぞれの科目が開講される時間割(開講の曜日時)は、下記よりご確認ください。

仙台白百合履修証明プログラム(キリスト教教養コース)履修科目一覧

履修期間と履修科目・時間数

〇コースの履修期間は、1年間を原則としています。2017年度については、前期集中期間及び夏季休暇期間の8月からはじめますので、2018年度末での修了となります。また、半年で履修を終えることも可能ですが、履修証明書は2018年度末の授与となります。
〇履修期間内に選択必修の科目の時間数を含めて120時間以上の授業を履修してください。上限はありません。

授業内容の確認

〇授業内容は、正規科目は授業計画(シラバス)で確認することができます。シラバスは下記からご覧になれます。

2017年度 シラバス

2017年度 開講科目・時間割の発表

〇2017年7月1日に発表しております。詳しくは下記をご確認ください。

仙台白百合女子大学履修証明プログラム(キリスト教教養コース)履修科目一覧

出願書類

〇所定の「履修証明プログラム申込書」:1枚
〇最終学校の卒業証明書:1通 (最終学校が本学の場合は、証明書の提出は不要です)

申込書はこちら

出願期間・出願先

〇2017年7月7日(金)~7月12日(水)消印有効
〇981-3107 仙台市泉区本田町6-1 仙台白百合女子大学 庶務課宛
〇窓口受付は、庶務課  9:00~17:00(土・日除く)

選考から許可後の手続き

〇選考       原則として書類選考
〇履修許可通知   7月15日(土)に本人宛に許可書を郵送します。
〇許可後の提出物等 身分証明書要写真:1枚
          健康診断書(3ヶ月以内):1枚
          費用納入

履修費用

〇審査料:2,000円
〇一般の方:20,000円
〇本学卒業生、及び現在、本学・仙台白百合学園にお子さんやお孫さんが通学している女性:10,000円
〇何科目履修されても、120時間以上でも履修料は同額です。

学内施設の利用・その他

〇身分証を交付
〇図書館や情報処理室など本学のキャンパスの施設設備を原則として、正規学生と同様に利用できます。

個人情報のとりあつかいについて

〇出願時に得た個人情報を本大学での学習にかかわる目的以外で使用することはありません。

お問い合わせ

庶務課 TEL 022-372-3254

2017年度 仙台白百合履修証明プログラム履修科目の概要

⑧キリスト教とミッションスクール   担当 大迫 章史

 ミッションスクールとは、一般にはキリスト教を建学の精神として掲げる学校のことを指している。現在あるミッションスクールのなかには、戦前から存在しているものも多くあり、とくに戦前の国家体制との関係で、学校を維持していくには困難をきわめた。そこで、本講座では「なぜミッションスクールは戦前において困難な状況に置かれたのか」をいつくかの事件を取り上げながら学び、ここから日本のミッションスクールの特徴を浮き彫りにしていく。

⑨カトリックと白百合学園   担当 和田 美稚子

 白百合学園は、フランスのシャルトル市郊外にあるルヴェヴィルの小さな村から始まった320年余の歴史をもつ「シャルトル聖パウロ修道女会」を設立母体とする。
 明治の初期(1878年)に3人の修道女が函館に第一歩を踏み入れた時から、現在に続く全てが始まったのである。

⑩キリスト教と英文学   担当 横尾 元意

 イングランドには597年にキリスト教が伝えられたとされ、その影響は英文学の冒頭を飾る英雄叙事詩「べオウルフ」を始め、中世を代表するチョ―サーの作品や各種の宗教劇、さらにはルネサンス時代のシェイクスピア劇にも見られ、ミルトンの「失楽園」で、その表現が頂点に達していると言える。2回の授業では宗教劇、特に道徳劇を中心に取り扱いたいと考えている。

⑪カトリックと文学   担当 矢口 洋生

 日本において「カトリックと文学」を語るならば、必然的にそれは遠藤周作を取上げることにつながり、遠藤を扱うとするならその代表作「沈黙」に触れないわけにはいかない。奇しくも、2017年は「沈黙」が46年ぶりに映画としてリメークされて話題にもなった。この作品には、神学的な問いかけのみならず、日本文化への洞察も含まれていて興味深い。作品を読みながら、「信仰と文学」「キリスト教と日本」にまつわる問題を考えてみたい。初回は生い立ちや家族関係を見ながら遠藤の信仰観を、2回目はそれが作品の中にどのように表現されているかを検証していく。

⑫キリスト教と東北   担当 高橋 泉

 キリスト教と東北とのつながりを歴史的に振り返る。支倉常長らの遣欧使節の時代から、その後のキリスト教の禁教時代における隠れキリシタンの存在、そして、明治以降の新たなキリスト教布教の時代に至るまでの流れを、とくに、宮城県における変遷について、地方の歴史という視点で考える。

⑬キリスト教と食文化   担当 宮下ひろみ・神田 あづさ

 キリスト教に関連する「食」について、それがどのような意味を持ち、どのような感情・心的世界で食するのかを受講生と一緒に考えたいと思う。また、その食品の特性や料理法なども紹介し、キリスト教を食文化の視点から学びたいと思う。
 この授業とともに、本学の教員の指導による「クリスマスのお菓子作り」(担当:高澤まき子)を受講して、フランス系のクリスマスケーキを味わって頂きたい。

*クリスマスお菓子づくり   担当 高澤まき子

 クリスマスのお菓子は、修道院が養蜂を行っていたことから、蜂蜜と小麦粉をこねて作った堅い歯ざわりのある素朴なものが発祥といわれている。現在では、ドイツには「シュトーレン」、イタリアには「パネトーネ」、イギリスには「クリスマスプディング」といったドライフルーツ入りの焼き菓子、フランスには切り株の形をした「ブッシュ・ド・ノエル」、スイスやオーストリアには蜂蜜入りのビスケット生地で作る「レープクーヘン」、フィンランドにはパイ菓子「ヨウルトルットゥ」というようにそれぞれの国によって代表的なクリスマスケーキがある。本学の設立母体は、フランスで誕生したシャルトル聖パウロ修道女会でることから、フランスのクリスマスケーキに焦点を当て、切り株型のブッシュ・ド・ノエル作りを実践する。

⑭キリスト教と女性   担当 槇石 多希子

 本授業では、東北出身の、あるいは東北地域で活躍した女性の中で、キリスト教の精神や信仰に基づいて行動し歩み続けたことをとおして、多くの人々に影響を与えた女性を取り上げたい。初めに、「津軽のマリア」といわれた川村郁、次に、「救世軍」の山室機恵子、関連して、山室軍平・機恵子の長女である山室民子の3人の女性である。彼女たちのキリスト教徒としてのライフヒストリーを読みとくことから、今を生きる私たちへの示唆を、また、キリスト教の与えるものを学びたいと思う。

⑮キリスト教と医療   担当 石出 信正