カトリック研究所で公開講座(川村信三・上智大学教授)を開催

2019.07.23

本学カトリック研究所では、7月20日(土)の午後、上智大学文学部教授の川村信三先生を講師にお招きして、「日本キリスト教受容の諸相をふりかえって」と題する公開講座を開催しました。

キリシタン史、日欧交渉史をご専門とされる歴史学者として、NHK大河ドラマやスコセッシ監督の映画「沈黙サイレンス」の歴史監修なども手がけておられる川村先生は、2017年の日本・バチカン国交75周年行事シンポジウムにバチカンから招聘され、「なぜ潜伏キリシタンが250年存続できたか」について刺激的な論考を発表されましたが、本講演ではその核心部分を分かち合ってくださいました。

250年にも及ぶ禁教下の迫害状況に司祭不在で潜伏し続けたキリシタンが長崎で発見された、いわゆる「東洋の奇跡」は「秘蹟の記憶」によってなしえたことを「こんちりさんのりやく」を主とする歴史資料によって説得的に解き明かされました。会場からはたくさんの質問が飛び、講演終了後も講師を取り囲んで活発な議論が行われるなど、熱気溢れる研究会となりました。
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