カトリック研究所の本(講演集)が出版されました
本学カトリック研究所(加藤美紀所長)の編著による書籍『いのちと霊性―キリスト教講演集―』(教友社)が出版されました。
本書は、カトリック研究所が図書・地域貢献研究センターの協力を得て2014~2022年の間に開催した講演会の中から、珠玉の講演録を選び、収録いたしました。14編の各著者の専門分野は多岐にわたり、死生学・医学・哲学・神学・宗教学・文学・教育学・人間学・経済学・地球環境学が交差する多彩な内容となっております。
(目次)
第Ⅰ部 生と死を見つめて:いのちへのまなざし▷幸田和生/「生命」へのアプローチと、「いのち」へのアプローチ▷佐竹正延/ 最期まで自分らしく生きるために▷清水哲郎/ 現代人の死生観とスピリチュアリティ▷島薗進
第Ⅱ部 限界状況に生きる人間:大災害と人間の生きる意味▷岩田靖夫/限界づけられた生を受け継ぐ▷竹之内裕文/『夜と霧』に学ぶ〈生きる意味〉▷加藤美紀/フクシマの痛みの中で▷川上直哉/なぜ神は助けないのか▷西平直
第Ⅲ部 現代世界に息づくキリスト教霊性:心に到来する他者▷田中智志/シャルトル大聖堂のラビリンス▷リチャード・ガードナー/途上国の開発と環境▷ジョン・ジョセフ・プテンカラム/わが国における大学改革とカトリック大学の役割▷髙祖敏明/現代の忘れもの▷渡辺和子
仙台白百合女子大学カトリック研究所編『いのちと霊性―キリスト教講演集―』教友社、2023年2月刊行、全472頁。