「白百合」の名称は、日本全国の学園に共通のものである。白百合の花は聖母マリアのシンボルであり、清らかさと優しさの中にも気高さと強い意志を秘めた女性の姿を象徴し、またジャンヌ・ダルクが祖国フランスを救うために掲げた正義と真心の旗印でもある。白百合学園に学ぶ学生は、この白百合のように気品と優しさ、そして強い意思を兼ね備えた女性、またこの旗印のもと、真理に根ざし愛に満ちた社会の建設に貢献する女性になってほしいという願いが込められている。なお、この白百合のマークは、フランスのルイ王朝の紋章であり、これを校章に採用したのは、本学園がフランスのカトリック系ミッションスクールで、設立者がフランス人という国際性を示すものでもある。