プロフィ-ル

心理福祉学科

教授

渡邊 兼行
わたなべ ともゆき

専門分野

認知心理学

主な研究テーマ

能動的な学習の効果、ひらめきと記憶

主な担当科目

『知覚・認知心理学』『学習・言語心理学』『心理学概論』

主な業績
  • 渡邊兼行(2015)選択における個人差と自己選択効果 ―不決断傾向と認知スタイルとの関係から― 仙台白百合女子大学紀要, 19, 103-113.
  • 渡邊兼行(2012)自己選択効果における非選択語の記憶 ―関係性と示差性の処理の観点からの検討― 仙台白百合女子大学紀要, 16, 67-78.
  • 渡邊兼行(2011)自己選択効果研究における課題と展望 仙台白百合女子大学紀要, 15, 73-87.
  • Watanabe, T. & Soraci, S. A. (2004). The self-choice effect from a multiple-cue perspective. Psychonomic Bulletin & Review, 11, 168-172.
  • Watanabe, T. (2001). Effects of constrained choice on memory: The extension of the multiple-cue hypothesis to the self-choice effect. Japanese Psychological Research,
    43, 98-103.
渡邊先生からのメッセージ

もし、わたしたちに「記憶」というものがなかったらどうなっていたでしょうか?英単語も数学の公式も歴史の年号も覚えられません。友だちの名前もすぐ忘れてしまいます。明日の大切な予定もすっぽかしてしまうでしょう。しかしそれ以上に何よりも、あなたがあなた自身であることを認識できないのではないでしょうか?あなたが今あるあなたであるのは、あなたが自分の積み上げてきた過去とこれから自分の進むべき未来を心の中に記憶として蓄えているおかげです。言ってみれば、記憶というのは、過去と現在と未来を結ぶ自分の人生の歩みそのものとでも言うべきものでしょう。
わたしは、この仙台白百合女子大学で、教員として学生の皆さんのお手伝いをしながら、「記憶」という側面から人間の心について研究しています。皆さんも皆さんなりの興味や関心から人間の心について考えてみませんか?仙台白百合女子大学の心理福祉学科は、そのための最適な環境を提供できると思います。