アドミッション・ポリシー
[入学者に対する受入方針]
(1)求める学生像
- 本学の教育目的・目標を理解し、健康、食品、栄養、生活習慣病、食育についての高い関心と学習意欲をもっている学生を求めます。
- 高度な専門知識が要求される医療、福祉、給食、行政、教育の場で管理栄養士として、地域社会に貢献したいという意志をもち、その実現のために努力を惜しまない学生を求めます。
(2)高校時代に学んでおくべきこと(高校時代の学習目標)
- ヒトの身体の仕組みや食品、栄養の科学などを理解する上で基盤となる「生物」あるいは「化学」の基礎的知識を高校時代身につけておくこと。
- 管理栄養士としての社会における活躍の場やその仕事内容等を具体的にイメージできるように興味・関心をもち続けてほしい。
カリキュラム・ポリシー
[教育課程編成・実施の方針 ]
2023~2024年度入学生
健康栄養学科ディプロマ・ポリシーを達成するために学部共通科目と専門課程科目を通じて管理栄養士の要請を目的としたカリキュラムを下記の通り編成する。
普遍的知識と教養
■内容
管理栄養士として必要な基礎知識(自然科学領域)は、1~2年次を中心に置く。このことで、人体、病気、生理・生化学、栄養学の分野の科目によって、専門領域の学習へと円滑につなげていく。
専門科目を学ぶために必要な基礎力の向上を目的とした「健康栄養基礎演習」、栄養学・栄養士の発展の歴史から、地球規模の栄養の課題、生活習慣病、生命の尊厳と生命倫理観について学び、管理栄養士の使命感を理解することを目的とした「健康栄養論」を1年次に置く。
■方法
講義・演習・実験・実習の授業形態に応じて、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。
■評価
講義については、筆記試験、レポート、講義への参加度等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。実験・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。
汎用的知識と技術
■内容
管理栄養士としての「専門分野」の発展的内容(横断的学習内容)の科目である臨地実習や総合演習は、3~4年次を中心に置く。このことで、管理栄養士としての倫理観、知識および技能を学修し、管理栄養士としての自覚と実践力を身に付ける。
■方法
講義・演習・実験・実習の授業形態に応じて、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。
■評価
講義については、筆記試験、レポート、講義への参加度等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。実験・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。
専門的知識と技術
■内容
専門科目を「専門基礎分野」「専門分野」「その他」に分け、「専門基礎分野」「専門分野」の科目で管理栄養士の養成を重点的に行う。「専門基礎分野」では、社会および環境と健康の関わり、人体の構造と機能および疾病の成り立ちおよび食べ物と健康に関わる科目を置く。「専門分野」では、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学および給食経営管理論を置く。「専門分野」の発展的内容の科目として臨地実習と総合演習を置く。
専門科目の「その他」では、健康と栄養に関連した食の専門職として知識及び技能の習得を目標としたカリキュラムを提供する。具体的には、フードスペシャリスト、食品衛生管理者および食品衛生監視員の各資格取得に必要な科目が含まれる。また、教育職の資格取得に必要な科目を置き、栄養教諭一種免許の取得を可能にする。
■方法
資格取得に必要な講義・演習・実習を学び、適宜アクティブラーニングを組み合わせて、理解を深めさせる。また、実験・実習科目では、事前事後指導、実際の実験・実習を通して、現場での適応性を高め、より実践的な力を育成する。
■評価
講義については、筆記試験、レポート、講義への参加度等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。実験・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。
態度・志向性
■内容
特に専門分野として、スポーツ栄養学の分野において興味のある学生に対して、スポーツ栄養に関する専門科目を置く。
■方法
講義または演習の授業形態で開講し、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。
■評価
講義については、筆記試験、レポート、講義への参加度等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。実験・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標への到達度を包括的に判定する。
統合的な学習経験と創造的思考力
■内容
3年次に少人数制で指導を行う健康栄養研究法Ⅰと健康栄養研究法Ⅱ(ゼミ)を置く。また、4年次に卒業研究を置く。
■方法
課題を設定し、課題解決のための手法を考える力を身に付けさせる。ゼミでは、その基礎となる研究手法の理解に努め、卒業研究ではこれを発展させ、実際に課題解決に向けたテーマを扱う。
■評価
課題解決に対する取り組む姿勢やその成果を包括的、多面的に評価する。
2021~2022年度入学生
健康栄養学科のディプロマ・ポリシーを達成するために、以下の指針に基づき健康と栄養を主軸とした人間の理解および支援に関する専門科目のカリキュラムを編成する。
- 学科の初年次教育の中心的科目として、専門科目を学ぶために必要な基礎力の向上を目的とした「健康栄養基礎演習」、栄養学・栄養士の発展の歴史から、地球規模の栄養の課題、生活習慣病、生命の尊厳と生命倫理感について学び、管理栄養士の使命感を理解することを目的とした「健康栄養論」を置く。
- 専門科目を「専門基礎分野」「専門分野」「その他」に分け、「専門基礎分野」「専門分野」の科目で管理栄養士の養成を重点的に行う。「専門基礎分野」では、社会および環境と健康の関わり、人体の構造と機能および疾病の成り立ちおよび食べ物と健康に関わる科目を置く。「専門分野」では、基礎栄養学、応用栄養学、 栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学および給食経営管理論を置く。「専門分野」の発展的内容の科目として臨地実習と総合演習を置く。
- 専門科目の「その他」では、健康と栄養に関連した食の専門職としての知識および技能の修得を目的としたカリキュラムを提供する。具体的には、フードスペシャリスト、食品衛生管理者および食品衛生監視員の各資格取得に必要な科目が含まれる。また、教育職の資格取得に必要な科目を置き、栄養教諭一種免許の取得を可能とする。
- 1、2年次に多くの「専門基礎分野」と「専門分野」の科目を学修することで専門職に必要な基礎知識を身につけ、3、4年次には主に「専門分野」の発展的内容(横断的学習内容)の科目である臨地実習や総合演習を通して、管理栄養士としての倫理観、知識および技能を学修し、管理栄養士としての自覚と実践力を身につける。
- 専門分野での課題に関する問題解決力と研究力を養うことを目的に、少人数体制で指導を行う健康栄養研究法(ゼミ)や卒業研究を設ける。また、スポーツ分野の管理栄養士に興味がある学生のために、スポーツ栄養に関する科目を置く。
ディプロマ・ポリシー
[卒業認定・学位授与の方針 ]
2023~2024年度入学生
DP1 〈汎用的知識と技術〉
人間の食行動と食環境を把握しエビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身に付ける。
- 多様な価値観や社会の構造を理解し、円滑なコミュニケーションを図れる。
- 健康・栄養に関わる社会制度や法規を理解し、公衆栄養活動の実践ができる。
- 健常者、傷病者、要介護者、障がい者等に対する栄養管理の実践ができる。
DP2 〈専門的知識と技術〉
健康や食に関する多種の専門分野から得意分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。
- 管理栄養士としての基本的な資質・能力を身につけている。
- 栄養管理の実践のために必要な基礎科学の知識・技術を身につけている。
- 社会環境における集団の栄養管理に必要な疫学の知識・技術を身につけている。
DP3 〈態度・志向性〉
ヒューマニズムと倫理観を持って社会に貢献し、人々との信頼関係(または、良好な人間関係)を築く素養を身に付ける。
- 管理栄養士に求められる倫理観や使命感について理解している。
- 人々のQOL向上をめざし、健康の維持・増進、疾病の予防・治療に貢献する意欲がある。
- 主体性を持って多様な⼈々と協働して学べる態度を身につけている。
- 様々な問題に対して、正しい判断ができ、責任ある行動をとることができる。
DP4 〈統合的な学習経験と創造的思考〉
人の健康と栄養および疾病の成り立ちに関する専門基礎知識を身に付けている。
- 大学で学んだことを総合的に活用し、様々な問題点を把握し、その解決法を創造できる。
- 栄養の専門職として誇りを持ち、生涯にわたり学び続ける意欲・計画を持っている。
- 自らが生涯に渡って取り組みたい栄養学的研究テーマをもっている。
2021~2022年度入学生
- 人の健康と栄養および疾病の成り立ちに関する専門基礎知識を身につけている。
- 人間の食行動と食環境を把握しエビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身につけている。
- ヒューマニズムと倫理観を持って社会に貢献し、人々との信頼関係(又は、良好な人間関係)を築く素養を身につけている。
- 健康や食に関する多種の専門分野から得意の分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。