お知らせ
2022年度「ゆりの会」の活動について
昨年2月発行の「ゆりの会」会報(第50号)でご案内いたしましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響により『本会の目的「会員相互による親睦・教育研鑽」の場である総会や研究会等の事業を行うのは困難であると思われ、また各事業の報告となる会報(年2回発行)も休刊とする』と決定して活動をお休みいたしました。
あれから1年が経過し、例年であれば春の総会のご案内の時期ではありますが、コロナ禍は未だ終息の目処が立っておらず、新年度の事業を計画することが難しい状態であります。そこで改めて名誉顧問の髙橋伸子先生と幹事会で検討した結果、2022年度も本会の事業を休止とすることにいたしました。なお、2020~2022年度に会費をご納入頂いた会員の方は2023年度の会費へ繰り越しとし、また退会を希望されている会員の方で前述の会費繰り越しに該当する方は2023年度まで在籍となりますことをご了承くださいますようお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息と、皆様のご健康、そして来年の春こそ「ゆりの会」の活動が再開できますよう役員一同祈念しております。
2022年度「ゆりの会」の活動について
例年、春に開催している総会ですが、新型コロナウイルスの影響などから、第25回「ゆりの会」総会は書面により行われました。議決書の締め切りは6月20日、総会日は6月30日としました。
なお、審議の結果については「ゆりの会」会報(第49号)に掲載されています。
2019年度「ゆりの会」研究会について
2019年10月5日(土)「ゆりの会」研究会が開催されました。今回は「もち食文化を学ぶ~もちの郷・一関を訪ねて~」というテーマで、伊達藩より伝わったもち食文化が受け継がれている岩手県最南端の一関市を訪れました。
まず、一ノ関駅から約1㎞の道程を、ボランティアガイドさんより名跡や郷土の著名人について説明を受けながら散策しました。到着した研究会の会場「世嬉の一」では、佐藤晄僖氏(一関もち食推進会議会長)より、「もち本膳儀礼」の成り立ちや一関地方のもち食文化の特徴、もち暦などについてご講話いただき、進行役(おとりもち)の指示に従って進められる同様の形式でもち本膳を体験しました。昼食後、同じ敷地内にある大正時代の酒蔵を活用した「酒の民俗文化博物館」「いちのせき文学の蔵」を見学し、直売所では日本酒の試飲なども行いました。その後、蔵元レストランでお茶や甘酒を楽しみながら、情報交換を行って閉会となりました。
詳しい内容については、2月10日発行の会報(第48号)に掲載されています。
第24回「ゆりの会」総会・講演会について
第24回「ゆりの会」総会及び講演会が、2019年5月25日(土)13:00より、仙台白百合女子大学1号館において開催されました。総会では、2018年度事業報告及び決算報告、並びに2019年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、講演会では「食の幸せと喜び~これからの食文化を考える~」と題して、高成田 享 先生(元朝日新聞社石巻支局長/元仙台大学教授、現仙台大学非常勤講師)を講師としてお迎えし、ご講演を賜りました。高成田先生は、仙台白百合女子大学においても2010年度から2017年度まで「食文化論」を担当されたことから、受講していた当時を懐かしく思われた卒業生もいたようです。高成田先生が朝日新聞社の記者として静岡や石巻、アメリカで学ばれた「食」に関するエピソードや、改元と「瑞穂の国・日本」の皇室のお話、古事記や日本書紀に登場する海幸彦・山幸彦のお話から日本人が持つ農耕民族・海洋民族両方の文化の特徴の説明などがありました。核家族化と食事の変遷についてでは「孤食」の時代とどう向き合っていくのか「誇食」という新たなキーワードを得て、それぞれが改めて考えさせられる内容でした。前日に「食品ロス削減推進法」が可決され成立したことについても触れられ、食品ロスと食品廃棄物についても学ぶことができました。食文化の基本は「平和と繁栄」であることから、現代の国際情勢や日本の経済成長などについてもわかりやすくお話しいただき、講演のまとめとして、生産拠点としての地方の役割が重要であることが示唆され、「日本の再生のカギは地方にあり」という新たなテーマをいただきました。
講演会後は、在学生を交えての懇親会が行われました。今回は、午後からの開催であったため、手作りの甘酒白玉入りフルーツサイダーを準備し、茶話会形式で行いました。会員の近況報告や、在学生からの感想や質問などがあり、盛会の内に終了いたしました。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第47号)に掲載されています。
「ゆりの会」会報について
第48号が、2020年2月10日発行されました。記事の主な内容は、「『ゆりの会』研究会開催」「研究会レポート」「『ゆりの会』25周年記念企画アンケート結果」などです。会報をご覧ください。
第49号は、2020年8月10日発行の予定です。掲載記事の募集を行っています。詳しくは事務局までお問い合わせください。
2018年度「ゆりの会」研究会について
2018年12月1日(土)10:00より、「ゆりの会」研究会が開催されました。今回は、「クリスマスのお菓子を作ろう」と題し、小野慶子氏(ベターホーム料理講師)をお迎えして、仙台白百合女子大学・調理学演習室において行われました。
まず、小野先生より「クリスマスにむけて食べるドイツの伝統菓子・シュトーレン」と、「三日月型のクッキー・ミルクキッフェルン」について説明を受け、早速グループに分かれてお菓子作りに取りかかりました。各作業工程のポイントを抑えながら、生地を捏ねたり、成型したりしました。途中の2回あった発酵を待つ時間では、懐かしい学生時代のことを思い出しながら会員同士お話しが弾み、楽しい時間を過ごすことができたようです。協力して完成したお菓子は、クリスマスの可愛らしいラッピングをして、各自お土産となりました。
懇親会では、バゲットやロールパンに野菜やチーズなどお好みの具材を選んで、サンドイッチを作りました。さらに小野先生がこの日のためにご準備くださったお手製のシュトーレンを食べながら、近況報告などを行い、盛会のうちに終了いたしました。
詳しい内容については、2月9日発行の会報(第46号)に掲載されています。
第23回「ゆりの会」総会・講演会について
第23回「ゆりの会」総会及び講演会が、2018年6月2日(土)10:00より、仙台白百合女子大学 学生食堂 ステラマリス(クララ)において開催されました。
総会では、2017度事業報告及び決算報告、並びに2018年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、講演会では「世界の食卓から見えたもの-What I have Seen from Tables Overseas,Part2-」と題して、遊佐重樹先生(仙台白百合女子大学 准教授)よりご講演を賜りました。遊佐先生には、2014年の5月に「世界の食卓から見えたもの」と題し、先生が実際に体験された欧米諸国(アメリカ・ドイツ・オーストリア・ルクセンブルク・フランス)の特色あるお料理についてご講演いただき、たいへんご好評を得ました。
今回は第2弾ということで、先生のこども時代の味の記憶や移民がもたらしたアメリカの食文化、ドイツ伝統料理からファストフード、フランスのお菓子などなど、幅広い内容でお話しいただき、90分間で世界食旅行を楽しむことができました。最後に「食文化研究の旅・行くならこの街」として、フランス・アルザス地方の4つの街のご紹介がありました。そのひとつ「コルマール」は、スイーツ界の巨匠ピエール・エルメの出身地であり、「ハウルの動く城」のモデルになった街?といわれているそうです。いつか「ゆりの会」でこの研修旅行を企画できればと思いました。
講演会後は、会場をベルナデッタに移して、懇親会を行いました。今回の講演会に合わせて、フランスやベルギー製のケーキとデニッシュをお選び頂いて、ティーパーティ形式で行われました。この春に卒業したばかりの新会員(大学19回生)や在学生が多数参加し、会員の近況報告などを行い、盛会の内に終了いたしました。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第45号)に掲載されています。
2017年度「ゆりの会」研究会について
2017年11月25日(土)「ゆりの会」研究会が開催されました。今回は、「伊達政宗公ゆかりの温泉地・秋保にて旬の和食を堪能しよう!」をテーマに、奥州三名湯のひとつとしてあげられる秋保を訪ねました。当日は、仙台駅から送迎バスに乗って、昼食会場の「伝承千年の宿 佐勘」へ行きました。昼食までの時間はフリータイムとし、それぞれ温泉に入ったり、周辺を散策したり思い思いの時間を過ごしました。
昼食は、初冬の味覚を目と舌で味わいながら、第22回総会でご講演いただいた佐藤敏悦先生(東北民俗の会 会長)を再び講師としてお迎えし、ランチョンセミナー形式で行われました。まず、宮城の郷土料理について講話があり、その後、会員からは「秋田の田植踊」「日本酒と米」「おすすめの酒造」など、質問が次々を出され、ひとつひとつに丁寧にご回答くださいました。
昼食後は、秋保の散策をしました。秋保・里センターでは、展示スペースにて現存しているものとしては珍しい常磐紺型(ときわこんがた)の着物、秋保に息づく伝統工芸品などを見学し、佐藤先生に解説していただきました。ガラス工房・元と仙台初のワイナリー・仙台秋保醸造所を訪れました。醸造所では、ぶどうの収穫や瓶詰め、ラベル貼りなどの工程が、東日本大震災後のボランティア協力のもと行われていることを、実際にワイン用のブドウ選定作業を行っていたボランティアスタッフから聞くことができました。会員のみなさまと晩秋の秋保で食と学びを満喫し、とても楽しい研究会となりました。
詳しい内容については、2月10発行の会報(第44号)に掲載されています。
第22回「ゆりの会」総会・講演会について
第22回「ゆりの会」総会及び講演会が、2017年5月13日(土)10:00より、仙台白百合女子大学 1号館において開催されました。
総会では、2016度事業報告及び決算報告、並びに2017年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、講演会では「生誕450年・伊達政宗公の『食事』と『料理』」と題し、東北民俗の会会長 佐藤 敏悦 氏よりご講演いただきました。講演では、仙台藩の「食」によるおもてなしと名産品の贈答を活用した戦術についてお話しがありました。使用された「子籠鮭(こごもりさけ)」は、江戸時代に仙台を代表する贈り物として明治時代まで使われ、戦後まで作られていたそうですが、江戸時代、送る相手が将軍家や大名であったため「(鮭を)切腹しない」作り方(腹を割かずに内臓を取り出し、鮭の卵を詰めて塩漬けにする)で大変手間のかかる工程が必要とされ、残念なことに現代では廃れてしまったとのことです。今回は、東北を代表する戦国武将 伊達政宗公の時代の食材や食事をめぐる興味深いエピソードと、再現された貴重なお料理の数々を写真で見ることができました。
懇親会では、昼食と仙台駄菓子をいただきながら、情報交換や近況報告などを行い、盛会の内に終了致しました。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第43号)に掲載されています。
平成28年度「ゆりの会」研究会について
平成28年9月24日(土)10:00より、「ゆりの会」研究会が開催されました。今回は、「海鞘(ほや)料理を楽しもう~海鞘を加熱調理して味わう~」と題し、「ゆりの会」の幹事でもある氏家幸子氏(仙台白百合女子大学 講師)をお迎えして、仙台白百合女子大学・調理学演習室において行われました。
最初に、夏のオープンキャンパスで実施したホヤについてのアンケート結果(対象:保護者・高校生)を用いて、ホヤの認知度(「ホヤを食べたことがあるか」「ホヤの栄養価を知っているか」など)について説明があり、さらにホヤの生態や栄養価、ホヤに含まれる味覚の基本五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)について、パネルを用いての講義がありました。
次に、グループに分かれて実習を行いました。ホヤの生産量・消費量ともに日本一を誇る宮城県では、生のホヤは珍しくない食材ですが、一般的には夏に生食でいただくのが主流ではないかと思います。しかし、今回の研究会が9月下旬の開催であったこともあり、生の殻付きホヤではなく、宮城県の水産業振興課並びに学校給食会のご協力のもと、製品化された学校給食向けの加工品のパックを用いて実習を行いました。
献立は「ホヤごはん」「ホヤ汁」「ホヤのパスタ2種(ペペロンチーノ風・トマトソース味)」、ピザ生地から作った「ホヤとれんこんのピザ」でした。さらにデザートには、かぼちゃ白玉を作りました。手際よく調理を行い、1時間程度で計6品が完成しました。
懇親会では、加熱したホヤの新食感や風味を楽しみながら近況報告などを行い、盛会のうちに終了いたしました。お土産としてホヤのパックを頂戴し、それぞれがご家庭で今日のホヤ料理を披露したり、また新しい料理への展開を考えたりするよい機会を得ることができたようです。
詳しい内容については、2月10日発行の会報(第42号)に掲載されています。
第21回「ゆりの会」総会・シンポジウムについて
第21回「ゆりの会」総会及びシンポジウムが、平成28年5月15日(日)10:00より、仙台白百合女子大学1号館において開催されました。
総会では、平成27年度事業報告及び決算報告、並びに平成28年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、シンポジウムでは、病院、教育養成施設、高齢者福祉施設に勤務されている管理栄養士の方々をシンポジストとしてお迎えし、それぞれの施設での実践をお話いただきました。
シンポジウム後は、会場を給食実習食堂に移して、懇親会を行いました。この春に卒業したばかりの大学17回生や在学生が多数参加し、賑やかな雰囲気で始まりました。美味しい昼食をとりながら、会員の近況報告、在学生からは参加しての感想などがありました。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第41号)に掲載されています。
「ゆりの会」ホームカミングについて
2015年10月24日(土)、25日(日)の2日間、第50回白百合祭の有志参加企画として、仙台白百合女子大学2号館において「ゆりの会」20周年記念ホームカミングを行いました。2日間に渡って行われたホームカミングには、名誉顧問の髙橋伸子先生を初め、「ゆりの会」会員、仙台白百合短期大学及び女子大学の同窓生の皆様、在校生や一般のお客様が多数お越しくださいました。
主な企画内容は、1995年10月に発会した「ゆりの会」20年分の「ゆりの会史」年表、講演会等のVTR上映、宮城県・岩手県・山形県で開催した研究会の報告、会報第1号から39号までの展示と配付、研究会で訪れた地域の地場産品(日本酒・ワイン・味噌・醤油他)やりんごの品種紹介などを行いました。さらに、会報に掲載したレシピを冊子にしてご希望の方に差し上げるとともに、展示等をご覧頂いた皆様方には、そのレシピ集の中から選りすぐった「りんごのコンポート」と「昔豆腐風・豆腐のムース」を作りご試食いただきました。
詳しい内容は、2月10日発行の会報(第40号)に掲載されています。
「ゆりの会」20周年記念品について
20周年記念品としてエコバッグを作りました。大学祭にご来場いただいた会員の皆様には手渡しで、その他の会員の皆様には12月上旬に発送いたしました。まだお手元に届いていない会員の方がいらっしゃいましたら、事務局までご連絡ください。
第20回「ゆりの会」総会・講演会について
第20回「ゆりの会」総会及び講演会が、平成27年5月10日(日)10:00より、仙台白百合女子大学1号館(臨床栄養実習室)において開催されました。
総会では、平成26年度事業報告及び決算報告、並びに平成27年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、大本 泉先生(仙台白百合女子大学 人間学部グローバル・スタディーズ学科 教授)をお迎えし「作家とたべもの」と題してご講演を賜りました。大本先生は1996年度から2001年度まで、現在の健康栄養学科の前身である人間生活学科健康栄養専攻の教員として「ゆりの会」の特別会員でもありました。当時は「日本語表現法」や「人間と文学」などの科目を担当されており、未来の栄養士として日々専門科目を学ぶ学生たちが社会人として必要な国語力を身につけられるようご指導くださいました。先生の講義を受講したことがある同窓生にとって、学生時代を懐かしく思い出す機会となった今回の講演会では、文学史に名を残した作家たちの個性的な食について、お話しいただきました。
講演会後に行われた懇親会は、会場を給食実習食堂に移して、大本先生、参与の牛渡淳先生(仙台白百合女子大学 学長)、名誉顧問の髙橋伸子先生、特別会員の山城秋美先生、そして短期大学1回生からこの春卒業したばかりの大学16回生まで幅広い年代の会員の皆様に加え、在学生が17名参加し、賑やかな雰囲気で始まりました。美味しい昼食をとりながら、講演についての質問や会員の近況報告、在学生からは参加しての感想などがありました。また、今回のおやつは、大本先生のご著書『作家のごちそう帖 悪食・鯨飲・甘食・粗食』(平凡社新書)の中から「日東紅茶」と「最中」などを準備いたしました。明治時代の文豪が愛した味を少しだけ体験することができたのではないかと思います。盛会のうちに閉会したあとも、大本先生のご著書にサインを頂戴したり、在学生は先輩方に質問をしたりと、参加者にとって楽しい時間となったようです。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第39号)に掲載されています。
平成26年度「ゆりの会」研究会について
「ゆりの会」研究会が、平成26年9月28日(土)10:00より仙台白百合女子大学・調理実習室において開催されました。今回は「和のお菓子づくり」と題し、講師として、全国菓子博副総裁賞や全国菓子博金賞など多数の受賞歴をもっておられる菊地 晃先生(元・ホテルメトロポリタン仙台勤務・アフリカケニアパン技術交流会代表)をお迎えして、渦巻きかりんとうや蒸しまんじゅうなどを作りました。
蒸しまんじゅうの生地2色(白まんじゅう用・黒糖まんじゅう用)を作り、丸めたあんを上手に包むテクニックを教わりました。また、求肥(ぎゅうひ)とチョコレートを使ったお菓子「秋月(しゅうげつ)」作りの実演ではチョコレートをテンパリングするプロの技を拝見し、季節の練りきり作りでは秋らしい「柿」と「栗」を作ることができました。
和菓子が完成した後、こちらも手作りのピザ生地を使って、各自がお好みの具材をのせ焼いた熱々のピザでの昼食をとりながら、近況報告などを行いました。仙台白百合女子大学の4年生の海野椿さんよりお菓子を通じて行ったボランティア活動の報告も行われました。
盛会の内に閉会した後、お土産には、自分たちが作った和菓子だけでなく、参加者全員が菊地先生手作りの可愛らしいキャラクターパンを頂戴いたしました。「和のお菓子づくり」がテーマの研究会でしたが、和・洋のたくさんの美味しいものに囲まれた楽しい一日を過ごすことができました。
研究会の詳しい内容については、会報(第38号)に掲載されています。
第19回「ゆりの会」総会・講演会について
第19回「ゆりの会」総会及び講演会が、平成26年5月25日(日)10:00より、仙台白百合女子大学1号館(臨床栄養実習室)において開催されました。
総会では、平成25年度事業報告及び決算報告、並びに平成26年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、遊佐重樹先生(仙台白百合女子大学 人間学部人間発達学科 准教授)をお迎えし「世界の食卓から見えたもの」と題してご講演を賜りました。遊佐先生は、2005年度から健康栄養学科の科目「食の英語」を担当されており、食の専門家を目指す学生を指導されています。さらに「ゆりの会」会員も参加している「食文化研究の旅」の素敵な企画を、2002年度の第1回「イタリアの食文化を訪ねて」から2008年度の第5回「ベルギー・ドイツ食文化紀行」までご担当なさいました。
これまでに訪問された国は14カ国とのことで、今回はその中から7年間生活されたアメリカと、ほぼ毎年訪れているというドイツを中心に、先生が実際にその土地で召し上がった各国のお料理をご紹介いただきました。日本でもよく耳にするお料理から初めて聞くお菓子まで、綺麗なスライドと資料でわかりやすくご説明をいただき、日本に居ながらにして楽しい世界旅行をすることができました。
懇親会では、会場を給食実習食堂に移し、和やかな雰囲気の中で昼食をとりながら近況報告などがなされました。今回の総会・講演会には、短期大学1回生から大学14回生まで幅広い年代の会員の皆様に加え、在学生が14名参加いたしました。在学生は管理栄養士・栄養士として活躍されている諸先輩方にそれぞれが活発に質問し、限られた時間ではありましたが、実り多いひとときとなったようです。
詳しい内容については、8月9日発行の会報(第37号)に掲載されています。
平成25年度「ゆりの会」研究会について
「ゆりの会」研究会が、平成25年9月7日(土)に開催されました。今回のテーマは「仙台白菜のルーツを訪ねて」。塩竃市浦戸諸島のほぼ中央に位置する野々島を訪れました。
まず、マリンゲート塩釜の会議室をお借りして、「仙台白菜について」と題し、講師の高橋信壮氏(明成高等学校)にご講話いただきました。宮城県は、白菜の育種と生産に関して百年の伝統を有する「白菜のふるさと」であることから、仙台白菜の歴史を詳しく説明いただき、一部クイズ形式で行うなど、身近であって意外と知らない白菜について楽しく学ぶことができました。
その後、塩釜港から市営汽船に乗って、野々島へ向かいました。浦戸諸島で始まった採種事業は、島民の高齢化などにより十数年前にはなくなっていましたが、採種文化を復活させるという「白菜プロジェクト」が、平成22年より始まっています。プロジェクトが開始された翌年には、東日本大震災の津波によって畑が全て流されてしまいましたが、講師の高橋先生を始め、島民の方々や、昼食で提供していただいた松島白菜餃子の蜂屋食品さんなど多くの方々のご協力のもと、活動が続けられています。昼食後には、その畑で白菜の種まき体験をさせていただきました。
島の散策後、塩釜港に戻り、お土産に白菜の苗をいただきました。苗は各自が自宅に持ち帰り育てました。参加した会員の自宅で寒い冬を乗り越え、立派な白菜になったとの報告がありました。
研究会の詳しい内容については、会報(第36号)に掲載されています。
第18回「ゆりの会」総会・講演会について
第18回「ゆりの会」総会及び講演会が、平成25年5月12日(日)10:00より、仙台白百合女子大学1号館(臨床栄養実習室)において開催されました。
総会では、平成24年度事業報告及び決算報告、並びに平成25年度事業案及び予算案、役員改選案が審議され、承認されました。
続いて、本会の参与でもある仙台白百合女子大学学長 石出信正先生をお迎えし「動脈硬化症-急性リスクと慢性リスク」と題して講演を賜りました。現代人の多くがそのリスクを有している動脈硬化症について、発症にいたるまでの基礎的な内容や、症例検討などわかりやすくお話いただきました。
懇親会では、会場を給食実習食堂に移し、和やかな雰囲気の中で昼食をとりながら近況報告などがなされました。今回の総会・講演会には、短期大学1回生から大学7回生まで幅広い年代の会員の皆様と在学生とが参加いたしました。短期大学の先輩方はその職歴と資格を活かした活動をされており、また大学の同窓生の皆様は行政・学校・病院・福祉施設などの職場で、母校の教えをしっかり胸に刻み、元気に勤務されているお話を伺いました。
さらに、懇親会終了後、在学生は管理栄養士・栄養士として活躍されている諸先輩方にそれぞれが活発に質問し、限られた時間ではありましたが、実り多いひとときとなったようです。
詳しい内容については、8月10日発行の会報(第35号)に掲載されています。
平成24年度「ゆりの会」研究会について
「ゆりの会」研究会が、平成24年9月29日(土)に開催されました。今回は「加美町を訪ねて」と題し、宮城県の北西部に位置する加美郡加美町を訪れました。加美町は、寒暖の差の大きい内陸型気候に属し、山岳・丘陵地域は豪雪地帯にも指定されています。例年10月に開催されている研究会ですが、今回は農繁期前にと企画されたため、スクールバスの車窓から黄金の稲穂を眺めながらの旅となりました。
まず、創業百余年の仙台味噌・醤油の蔵元「今野醸造」において、味噌と醤油の製造工程についての講話と工場の見学が行われました。参加した会員からは多くの質問が寄せられ、特に原材料についての関心が高いことから、講師の今野昭夫氏より、無添加の仙台味噌「あなたのために」に使用される米・大豆などの原料は、契約栽培や輸入原料ではなく、全て自社農場で栽培・収穫したものであるとのご説明がありました。
次に「仙台えのき・白い音符」のブランドで親しまれている「下新田えのき茸生産組合工場」において、生産工程の見学とえのき茸の収穫体験を行いました。私たちの食卓でもすっかりお馴染みとなったえのき茸ですが、どのように栽培されているのか初めて知ったという方も多く、貴重な体験となったようです。さらに、講師の近田利樹氏より、地域農業の振興・活性化の取り組みとして、平成24年4月に下新田上集落営農組合から法人化した「農事組合法人KAMIX」についての講話がありました。
昼食は「農家レストラン ふみえはらはん」にて、地元で収穫されたワイルドライスやビーツなどの野菜、合鴨肉などの食材を使ったお料理を堪能しました。昼食後は、薬莱山の麓にある「やくらいガーデン」を散策いたしました。丘いっぱいに咲き誇るオレンジ色のコスモスの中で、参加者それぞれが互いに近況報告などを行い、充実した時間を過ごすことができました。
詳しい内容については、会報(第34号)に掲載されています。
勤務先・住所変更等について
会員の方で、勤務地等住所変更がある場合は事務局まで直接ご連絡ください。