プロフィ-ル

子ども教育学科

教授

宮崎 正美
みやざき まさみ

専門分野

神学

主な研究テーマ

東方キリスト教の神学・典礼

主な担当科目

『人間論Ⅰ』『人間論Ⅱ』『宗教と美術』

主な業績
  • 「共感」を基盤とする多角的な人間理解 共著 2012.12 『尚絅学院大学紀要』第64号 安井猛、箭内任、目黒恒夫、田島裕之 1-15 頁
  • 聖大バシレイオスのアナフォラ─近年の研究の動向について 単著 2014.3 『エイコーン─東方キリスト教研究』第44号(教友社)2014年3月 27-52頁
  • 震災遺構としての聖堂とイコンの神学─旧石巻正教会聖堂の事例から 単著 2015.2 『仙台白百合女子大学紀要』第19号(2014) 11-30頁
  • カトリック教会とは何なのか──「東方カトリック諸教会に関する教令」について 単著 2013.10 『福音宣教』(第67 巻第9号) 6-12 頁
  • 「大学″と人間を看ることー宗教の公的役割を念頭に考える」  石巻赤十字病院エンドオブライフケア勉強会  2015年7月24日
宮崎先生からのメッセージ

「人間も、すてたもんじゃない。」皆が、ほんとうに心からそう思って、よい社会を築いていくために何が必要か。「ほんとう」のことを知る、「ほんもの」になる、ということが欠かせません。大学という場でそういう探求をするには理系も文系も関係ないし、これら双方の学術的努力があれば現代では相当のことを知ることができます。しかしそれでも、それらに加えて私たち自身の〈たましい〉で物事をみようとしなければ、一番肝心なことが抜けてしまいます。現象だけ追ってもほんとうのことがみえない場合のほうが多いのです。人間に関わる現実には神秘としか言いようのない側面が関わっているからです。本学の人間学は、そういう人間にとって大切なものを学ぶ場になります。わたしの専門であるキリスト教学は、そのための基礎です。個々の専門を深める前に、まずこういう基礎課程で、自分の頭と心と〈たましい〉をもって考えてゆきましょう。