プロフィ-ル

子ども教育学科

准教授

呂 光暁
ろ こうしょう

専門分野

社会科教育、経済教育、子どもの社会的発達、素朴理論

主な研究テーマ

社会科における経済的思考の育成

主な担当科目

『小学校社会』『初等教科教育法(社会)』『教職実践演習』

主な業績
  • 『新・教職課程演習第11巻 初等社会科教育』 共著 第1章「Q4社会科の目標に示された公民としての資質・能力について述べなさい」、第7章 「Q2地域の生産や販売の仕事と地域の安全を守る働きの教材研究の視点について述べなさい」担当 17-19頁、149-151頁 協同出版 2021.6
  • 『MINERVA初めて学ぶ教科教育3 初等社会科教育』 共著 第14章 「中華人民共和国の初等社会科教育」担当 139-148頁 ミネルヴァ書房 2018.3
  • 『21世紀の教育に求められる「社会的な見方・考え方」』 共著 第1章第6節「経済教育において社会的事象の見方・考え方を育成する初等社会科授業―経済に関する児童の素朴理論に基づいて―」担当 54-63頁 帝国書院 2018.3
  • 「大学の教職課程におけるICT活用の試み―社会科を中心に―」 単著 『仙台白百合女子大学教職課程研究センター報』第1号 39-47頁 2022.2
  • 「日本における社会科教育研究の動向(2019年度)」 単著 『社会科教育研究』第141号 84-95頁 2020.12
呂先生からのメッセージ

予測できない未来社会を生きる学習者の立場からすれば、学校教育は、既存の専門的知識や技能を習得すると共に、学習する方法と習慣を身に付ける場でなければならないというものです。さらに、学校教育の上位段階でありながら、社会への準備段階という大学の位置づけからすれば、後者の学習する方法と習慣はより重要であると考えております。学習の方法と習慣を身に付けさせる場を作るために、学生の主体性を真に尊重し、一人ひとりのもつ可能性を引き出せるように働きかけていきたいと考えております。
社会科は、学校教育において最も実社会との距離が近い教科でありながら、民主主義社会の形成を中心的に担う教科となっています。より深まった社会認識をもって現実社会に進出する大学生と、社会人になってからも社会状況をより良い方向に変化させていくために学び続ける大学生の育成、そして社会のあり方に関心をもち探究していく児童生徒の主体性を培うことのできる社会科教員の育成を図るためには、社会に対する学習の方法と習慣を一層重視して教授学習活動を取り組んでいきたいと考えております。