心理福祉学科

結城 裕也准教授

専門分野
社会心理学

Profile

  • 血液型:A型
  • 出身地:宮城県仙台市
  • 趣味:海外旅行
  • 子どもの頃の夢:天文学者、考古学者、心理学者
  • 高校・大学時代の部活動:小学校1年生から高校3年生まで剣道部
  • 尊敬する人:明確な目標を立て着実に実行できる人
  • 休日の過ごし方:子どもと遊ぶ、家事
  • 好きな音楽:Jazz全般、洋楽全般、Hi-Standard、大橋トリオ
  • 好きな映画:ゴッド・ファーザー、ショーンシャンクの空に
  • 好きなテレビ:情熱大陸
  • 好きな著名人:大谷翔平選手
  • 好きな食べ物:ラーメン
  • おすすめの本(自著以外):蒼穹の昴(浅田次郎著)

自分の好きなことを仕事にしたい!

子どもの頃、宇宙の図鑑をずっと読んでいたり、お年玉で買った天体望遠鏡で夜な夜な天体を観測するくらい宇宙に興味を持っていました。将来は漠然と天文学者になりたいと考えていました。それと同時に、何故か遺跡や仏像が好きで、考古学者もいいなあと思っていました。とにかく、自分の興味あることを追求することができて、それを生業とする研究者という職業に憧れていました。
先述の通り、宇宙に興味があったため高校3年間を理系コースで過ごしましたが、残念なことに数学が絶望的に苦手で進路変更を余儀なくされました。「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、私は単なる「下手の横好き」だったんですね 笑 天文学者になることを諦めた私は、考古学も捨てがたかったのですが心理学を学ぼうと考え大学に進学しました。心理学に興味を持ったきっかけは、小学生の時に観たテレビ番組でした。その番組名は「それいけ!!ココロジー」というのですが、心理学をテーマにした番組で、出演者に対して心理テストや夢判断をして深層心理を分析するというものです。心理学を研究している今となってみれば、この番組は心理学の理論を極端に単純化していて通俗的過ぎるとも思いますが、その時は人間の心って不思議で面白いなあと感じたものです。そこで、紆余曲折がありながらも特に社会心理学を専門に研究するため大学院に進学し、今に至ります。
小さな頃から共通しているのは、自分の興味があることを仕事にしたかったという点ですね。

「言いたいことを言えない(言わない)」ことは何をもたらすのか?

これまで複数のテーマで研究をしてきましたが、現在の主な研究テーマは「感情制御」、「感情労働」です。円滑な人間関係を維持・構築していくためには、自分の率直な気持ちを他者に伝えるだけでは十分ではありません。時には調整して表したり(例:本当は怒っているのに楽しい表情をする)、あるいは抑え込む(例:言いたいことを我慢する)ことが必要です。これを「感情制御」と言います。例えば、親しい友人から誕生日プレゼントをもらったけれども、それは自分が欲しかった物ではなかったのでガッカリしたとします。その時、皆さんはガッカリした気持ちを表情や態度に表したり、「こんなものいらないよ!」と言うでしょうか?恐らく「友達は私のことを考えてこのプレゼントを選んでくれたんだろうな」と考え、笑顔で「ありがとう」と言うでしょう。このような事例はプライベートな親しい関係性の中だけにあるわけではなく、仕事場面でも頻繁に見られます。例えば、皆さんがスーパーのレジ係をしている時に、お客さんから理不尽なクレームを受けたとします。自分にはいっさい非が無かった場合には怒りや悲しみが湧き上がるでしょう。しかし、相手はお客さんであるが故に、そのネガティブな感情をそのままの形で表すのは難しいですよね。申し訳なさそうな表情を作って「申し訳ございません」と頭を下げることで、何とかその場をやり過ごすのではないでしょうか。これを「感情労働」と言います。
我々は日常的に多くの人と関わっている以上、感情制御や感情労働は避けられませんし、これらは対人スキルとして必須の要素です。しかし、必要とは分かってはいるものの、自分の気持ちを抑え込んだり別の感情に置き換えることは大きなストレスを生み出す可能性もあります。一方で、中には同じ状況に置かれたとしてもそれほどストレスを感じない人もいます。このような違いを生じさせる原因は何なのか、例えストレスが生じても、それを緩和する方法はあるのか等、それを明らかにすることによって社会に貢献したいと考えています。

社会・集団・家族心理学A(社会心理学)

例えば、目の前に困っている人がいるとします。あなたはその人に声を掛けて助けてあげますか?もしかすると、自分の周囲に誰もいなかった場合には声を掛けるけど、周囲に自分以外の人が5, 6人いたとしたら、あなたは声を掛けないかもしれません。もちろん、困っている人がいたら状況に関わらず手を差し伸べるべきなのですが、同じ人物でも置かれた状況(環境)が異なることによって、考え方、感じ方、行動までも変化することがあります。そして、そのような個人と状況(環境)が互いに影響を与える過程を研究する学問が社会心理学です。
講義だけでなく、たまに簡易的な実験をしたり面白い実験動画などを使いながら学んでいきます。

心理学統計法Ⅰ, Ⅱ

心理学は「心と行動の科学」と言えます。意外に思うかも知れませんが、「科学」というくらいですから理系的な研究手法を用いることはもちろん、統計的知識に基づいてデータを「分析」し、心を明らかにしていく学問です。心理学に興味を持つ人には文系の方が多いので、統計学や数学という言葉を聞いて苦手意識を持つ方もいますが、この授業では「平均値」や「標準偏差」といった基礎的な数学から、統計的な知識がなぜ必要なのかを平易に説明しますので安心してください。

ゼミナールの内容

3年ゼミでは、前期にはゼミ生が自分の興味に基づいて専門的な論文を選んで精読し、内容をまとめて他のゼミ生にプレゼンテーションをする授業を展開しています。この段階では、そもそも自分は何に興味を持っているのかが明確ではない人が多いので、他のゼミ生の発表を聴くことで知識を深めるだけでなく、自分の興味関心の幅を広げることを意識して指導しています。後期にはゼミ内で1つ(人数によっては複数)の研究テーマを設定し、文献研究、質問紙の作成(実験の場合もあり)、調査の実施、データの分析、レポートの作成と、卒業研究と同様の一連の過程を経験します。4年生になったからといってすぐに卒業研究に取り掛かれる人は少数で、実は腰が重くてなかなか動き出せない人が多いと感じます。そんな時、3年時に一連の研究活動を経験しておけば、若干でも抵抗感が減るのではないかと思っています。
4年生ではゼミ全体というよりも個別指導に重点を置いています。卒業研究はゼミ生それぞれ進捗状況が異なりますし、自分のペースで落ち着いて研究活動を行なってもらいます。中には大学院に進学を希望するゼミ生もいるので、その際はゼミとは別に大学院試験対策も行っています。