グローバル・スタディーズ学科
賈 軍教授
- 専門分野
- 国際経済学
Profile
- 血液型:O型
- 出身地:中国山西省
- 趣味:映画鑑賞
- 子どもの頃の夢:警察官になる
- 高校・大学時代の部活動:陸上部
- 休日の過ごし方:読書、美味しいものを調べる
- 好きな映画:『007』などの洋画
- 好きなテレビ:世界ふしぎ発見、ポツンと一軒家
- 好きな食べ物:お寿司(とくにウニ)
- おすすめの本(自著以外):『池上彰の学べるニュース』シリーズ
教員を目指したきっかけ・専門分野を目指したきっかけ
第二次世界大戦後、焼け野原となった日本は、1968年に世界第2位の経済大国となりました。そして、1980年代には、GDP(国内総生産)は世界第2位、一人当たりGNI(国民総所得)は第1位となっていました。戦後の日本に高度経済成長をもたらした要因を分析し、日本経済の強みを研究したいと思ったことが、経済学の研究者、そして教育者を目指したきっかけです。
主な研究テーマ:「エネルギー・エコノミ・エコロジーの相関関係」
先進諸国では「環境問題を回避するためには経済成長の速度を少し落としてもよい」という意見がある一方、発展途上諸国では「貧困に比べれば多少の環境破壊など問題ではない、まず経済成長である」という主張があることは、よく知られています。私は、これら二つの矛盾・対立する意見を踏まえつつ、国益のみにとらわれず全地球的規模で「地球益」を地道に探求して新分野として開拓できる人材、健全なる環境意識を保持した若き人材を数多く育成したいと強く願っています。
主な担当科目:経済学、国際経済開発論
開発途上国の人口・食糧、経済開発と環境など様々な問題の現状を理解し、これらを解決することの可能性と政策について経済学的な視点から検討することを目的とします。途上国経済の実態を把握し、経済格差の縮小と貧困の撲滅に必要とされる諸政策を検証することを通じて,南北問題に対する認識を深めます。世界的レベルにおける貧困の緩和、貧困からの開放の可能性を探求し、途上国の経済をいかに発展の軌道に乗せるかを検討しています。また、経済のグローバル化の中で、私たちの暮らしが、地球環境や第三世界の人々の暮らしにどのような影響を与えているのかを考察します。
ゼミナールの内容
ゼミでは、日頃から新聞、雑誌、テレビのニュースや報道番組などをみる習慣をつけて、現在の日本の政治・経済・社会情勢や日本と世界の国々との関係、世界経済情勢を身近な問題として理解し、考察する力をつけていきます。また、調査・文献収集、レジュメ作成、口頭による報告、討論、論文作成の方法を習得します。具体的な進め方としては、履修者の関心を考慮して、いくつかのテーマを設定し、毎回一つずつ取り上げ、全員で討論を行います。テーマは経済問題に限定せず、エネルギー問題、環境問題など、生活の豊かさに関連するものを広く含みます。