フランシスコ教皇様のご功績を称え、謹んで哀悼の意を表します
フランシスコ教皇様のご帰天の報に接し、驚きと悲しみを禁じ得ません。
日本を愛し、来日され、長崎、広島、東日本大震災の犠牲者にも心を寄せてくださったパパ様のご生前のご功績を称え、謹んで哀悼の意を表します。
2016年、マザーテレサの列聖式に参列した際、ミサを終えてサンピエトロ広場から姿を消した教皇様が再びパパモービルに乗って現れ、私たちにサプライズの喜びを与えてくださった時のように、またひょっこりと現れてくださらないかと寂しさを覚えます。
神様と人々のために生涯を捧げ尽くし、福音の喜びを体現しながら教皇職を全うされ、「希望の巡礼者」の聖年の年に「イースターおめでとう」の祝福と平和のメッセージを遺して、ご復活のイエス様に迎えられたような最期に感銘を受けました。
教会とは、傷を負う人々のもとへ出向き、手当てする野戦病院である。そのように教皇就任から一貫して、悩み苦しむ人々の傍らに佇み、世界に希望の灯火を燈されたフランシスコ教皇様の魂の片鱗でも私たちが受け継ぐことができますように、心から願わずにいられません。教皇様の偉大な魂が天の御父の懐で永遠の慈しみに包まれますよう衷心よりお祈り申し上げます。
「希望の巡礼者」聖年の年 イースターマンデー 2025年4月21日
仙台白百合女子大学学長 加藤 美紀
バチカンニュース「復活祭2025:教皇フランシスコによるメッセージと祝福」
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2025-04/urbi-et-orbi-messaggio-pasquale-20250420.html