新教皇レオ14世の誕生を心よりお祝い申し上げます

 ローマ現地時間、5月8日(木)アンジェラスの祈りの刻18時過ぎ、システィーナ礼拝堂から教皇選出を告げる白い煙が立ち昇り、サンピエトロ広場を埋めつくす群衆の歓声とともに、大聖堂の鐘が響き渡りました。カトリック教会の信者のみならず、あまねく世界へもたらされた大きな喜びです。

 フランスの代表紙「ル・モンド」では、新教皇はレオを名乗るのではないかと事前に予測していたようです。産業革命期の教皇レオ13世は、世界に開かれ、社会問題に配慮し、労働者に寄り添うと同時に、カトリック精神に基づいて福音宣教の情熱を燃やしたからです。

 教皇レオ14世となったロバート・プレボスト枢機卿は、教皇フランシスコの精神を受け継ぎ、あらゆる人が神から無条件に愛されていることを告げ、「復活したキリスト」による平和の祝福を全世界に贈ることから教皇職をスタートさせました。

 神の御手の中にある私たちが希望の巡礼者として、恐れることなく平和への橋を架ける人となれますように祈りながら、新教皇レオ14世の誕生を心よりお祝い申し上げます。

2025年5月9日

仙台白百合女子大学学長 加藤 美紀

レオ14世、新教皇選出後、最初のメッセージと祝福 - バチカン・ニュース