活躍するOGからのメッセージを紹介いたします。

※所属・役職は公開日時点のものです。

第1回 (2023年11月8日)大衡村村長 小川ひろみさん

家政科17回生

高校生、在学生そして同窓生の皆様、こんにちは!私は、家政科17回生卒業、現在宮城県唯一の「村」である大衡村長に就任致しました小川ひろみです。今年4月の村長選挙におきまして、見事当選しまして、大衡村政を担ってから半年が経ちました。大衡村の発展と住民福祉の向上、そして子育て支援の充実等に向けて、新たな女性の視点の施策を加えながら、豊かな大衡村を未来につないでいくために、「子どもたちは地域の宝」「村の未来は村民がつくる」「豊かな地域を目指して」「住みたくなる村づくり」「村民の声をまちづくりに」をかかげ、動き・考え・声を聴き、フットワーク軽く現場に出向き、即時対応力により、時代やニーズに合わせた、住民目線の政策を実施しております。
 人口減少と少子高齢化、気候変動対策、地域経済、デジタル化対応、次なる感染症への備え、自治体を取り巻く環境は大きく変動し、厳しさを増す一方です。そうした中で、地域を牽引する首長としての役割と責任は、とても重要になります。地域の課題解決に立ち向かい、より良い大衡村のまちづくりを行い、「今が良ければ良い」ではなく、目先にとらわれず未来の世代が利益を亭受できる、持続可能な社会にしていくことが目標です。
 さて、私が仙台白百合短期大学を進学先とした訳は、厳格な父の言葉で、「家から通学出来る事」であり、その条件として、私はマイカー通学ができました。その当時は、制服があったのも珍しかったです。入学して最初のホームルームで、担任の先生から名指しで「小川ひろみさん、クラス委員長で・・・」びっくり! !でした。今思えば、大したこともせずに名前のみであったと反省しております。
 白百合短大での学びは、「慈しむこころ」「社会貢献のこころ」をご教示いただき、又、思いやり・公助・貢献のこころも育んでいただきました。そのこころが現在の自分に生かされております。学友達にも恵まれ、「ホワイトリリース」のライングループで繋がっており、年に数回集まっての悩み相談や近況報告、日程が決まるとその日が待ち遠しい気持ちでいっぱいになります。あっという間に還暦を迎え、卒業して40年になりました。本来であれば同窓会でお祝いをしていただけたのですが、コロナ禍で中止になり残念です。
 仙台白百合女子大学の「人間の真の幸福・平和・福祉に貢献できる自立した女性を育てる」という目的が、今後卒業生のこころに響きわたり、さらなる女性の活躍に結びつきますことをご祈念申し上げ、益々のご発展を願います。