活躍するOGからのメッセージを紹介いたします。

※所属・役職は公開日時点のものです。

第8回 (2024年8月26日)
みやぎ県南中核病院 患者サポートセンター
医療連携課 入退院支援係 係長 大村亜沙美 さん

人間学部 総合福祉学科 人間福祉専攻 11回生

みなさん、こんにちは。2010年に総合福祉学科を卒業した大村亜沙美と申します。以下、現在の仕事のこと、仙台白百合女子大学を選んだ理由や在学時代の思い出などをご紹介させていただきます。

現在の業務内容、在学時の学びがどのように活かされているか

私は仙台白百合女子大学卒業後、社会福祉士を取得し、みやぎ県南中核病院で医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)として勤務しております。MSWは病気やけがを治療しながら生活している患者さんやその家族をサポートする仕事です。急な病、けがはその人の生活に大きな影響を与えることがあります。私は病気やけがの治療をしながらも生活者としてその人らしく生活できるよう相談に応じています。またその人が地域や社会で生活していくために必要となる福祉制度の活用を支援し、その人をサポートするネットワークの形成や環境調整なども行っています。現在当院には仙台白百合女子大学OGが3人就職しており、一緒に働いています。大学時代の経験やつながりがあったからこそ、現在の私があると強く感じています。

仙台白百合女子大学を選んだ理由

私は高校入学後すぐに病気が見つかり、高校生活の多くは入院生活を余儀なくされました。そのことをきっかけにMSWという仕事を知り、目指すきっかけとなりました。私が入院していた病院のMSWに仙台白百合女子大学を薦められ、オープンキャンパスに参加してみました。オープンキャンパスに参加してみて、温かくて、学生一人一人を大事にしてくださる大学の雰囲気がとても自分に合っていると感じたことが仙台白百合女子大学を選んだ理由です。

在学時代の印象に残る「エピソード」、学んだこと、就職先を決めた理由

在学時代の印象に残るエピソードは「実習教育」です。社会福祉士として資格を取得し、現場でソーシャルワーク実践を行う一歩として社会福祉士の実習はとても重要となります。実習に行く期間だけではなく、事前学習、実習中、事後学習が連続線上で行われることで、体系的にソーシャルワークについて学ぶことができたことが現在の実践の基礎となっています。同じゼミのメンバーと一緒に実習先の情報を調べ、実習計画書を作成し、事前訪問を行い、実習前にどのような知識、技術を身につけなければならないか担当教員の先生に教えていただくことで、大変充実した実習を経験することができました。実習後も実習内容を振り返り、スーパービジョンを受けることで、実習で学んだことをさらに深め、学んだことを実習報告会にて報告することができたときは本当に達成感でいっぱいでした。実習でお世話になった実習指導者の方に現在の就職先の求人を教えていただいたことがきっかけとなり当院に入職し、現在に至ります。

高校生・これから入学を考えている皆様へ

卒業後も恩師の先生やOG達とのつながりが現在も継続しており、社会人となってからも仙台白百合女子大学で培った人と人とのつながりが自分自身を支えてくれています。仙台白百合女子大学は自分の人生にとっての礎を築いてくださいました。
私のように、仙台白百合女子大学で人生にとっての大切な学生時代を過ごしてみませんか。そこには素敵な出会い、人とのつながりが待っています。そして、私を含めたくさんの仙台白百合生、OGと一緒に学び続けていきましょう。