出版物
〈生きる意味〉の教育
―スピリチュアリティを育むカトリック学校―
加藤美紀
作家のごちそう帖
大本泉
作家のまんぷく帖
大本泉
〈生きる意味〉の教育―スピリチュアリティを育むカトリック学校―
加藤美紀
2020年5月刊行
教友社
カトリック学校では、どのような宗教教育を実践することによって、青年期生徒の生きる意味への問いを支えることができるのか、フランクル思想と物語論(ナラティヴ研究)からヒントを得て、スピリチュアリティをキーワードに解明を試みます。
ユング派心理学やヒルティ思想も援用しながら、青年期の意味探求の実態、意味形成の三要素を生かす授業実践と教師の在り方、道徳教育との違い、巡礼旅行やキャリア教育など、高校・大学の教育現場での実践に役立つ知見を幅広く紹介している点も魅力。加藤先生の20年間の教育・研究の成果が凝縮された一冊です。
作家のごちそう帖
大本泉
2014年9月12日発行
平凡社新書
食べることは、「栄養」摂取だけが目的ではありません。むしろ、そうではないところから「文化」が生まれ、「人間性」がたちあらわれてくるのではないでしょうか。
日本の近現代文学の作家22名をとりあげ、作家たちが何にこだわり、何を食べてきたのか、調べてみました。いわゆるグルメからゲテモノ食いまで、個性満載です。
この本をとおして、人間のこっけいさ、かなしさ、そしておもしろさを感じとっていただけたら幸いです。
作家のまんぷく帖
大本泉
2018年4月13日刊行
平凡社新書
本書では、前作『作家のごちそう帖』にひき続き、22名の日本の近現代作家が何にこだわり、何を食べてきたのか、その強烈な<食歴>を著しました。潔癖症で食べるのが怖かった泉鏡花、人より大きい鰻や鯉を食べようとした斎藤茂吉等々、個性的な作家達が登場します。
この本をとおして、食べることが単に栄養摂取だけではなく、人との関係性を築いていくものであり、文化的・人間的な営みであることをも再発見していただければ幸いです。