管理栄養専攻
健康とは、肉体的、精神的、そして社会的に、すべてが満たされた状態にあることと定義されています。たった1度きりの人生を健康な心身とともに生き抜いて欲しい。その思いを現実のものへと導くのが栄養学なのです。本学科では栄養学に関する知見を統合的に学び、「管理栄養士」という国家資格を持ったスペシャリストをめざして知識や技術を学びます。
Philosophy/Policy
理念・方針
教育研究上の目的
健康栄養学科は本学の教育理念であるキリスト教の愛の教えに基づき人間の健康と栄養のあり方を広い視野から探究し科学的且つ論理的に捉える能力と実践する能力を身に付けると共に社会に貢献できる豊かな人間性と高度な専門性を兼ね備えた「食」の専門家を育成することを目的とする。
Message
学科長メッセージ
長寿社会を支える健康と栄養の専門家を育成する
健康栄養学科は、健康な食生活を自らが実践でき、かつ、人々の健康な食生活の実現に積極的に貢献できる人間性豊かな管理栄養士を養成することを目的としています。健康とは、単に病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることである(WHO)といわれているので、目の前の人を健康にしてあげたいと意気込んでみたところで、それは大変困難なことであるということに気づくと思います。ですから、まずは自らが健康な食生活を実践できるよう、日々の学習の積み重ねから、正しい専門知識や技術を身につけていただきたいと思います。そのために健康栄養学科では、文系の入学生でも安心して専門知識等を身につけていけるよう、有機化学や健康栄養基礎演習などの基礎固めの科目を1年次に配置し、専門基礎分野や専門分野の科目は体系的に学べるように配置しています。またディスカッションやディベート、プレゼンテーション等の能力が自然と養われていくように、実験や実習ではグループワークやグループ発表等の機会を積極的に多くしています。さらにICT活用リテラシー育成のためにノートパソコンを必携化とし、情報収集やWebテスト、レポート提出など授業等での活用の機会を多くしています。
健康と栄養の専門家へと徐々に育っていく皆さんは、栄養士や管理栄養士国家試験受験資格のほか、選択する科目によっては栄養教諭一種免許状やフードスペシャリスト認定試験受験資格、・・・など多くの資格取得が可能です。特に管理栄養士国家試験に合格できれば、疾病予防や早期治療を担うチーム医療の一員として、あるいは生活習慣の改善が必要な方の特定保健指導にあたる専門スタッフ等として活躍の場が大きく広がります。また医薬品に興味をもった学生には登録販売者等の資格試験合格のための指導も行っています。
大学の4年間は人生の中で最も濃縮された時間を過ごせる時期です。人のために役に立つ自分を鍛え上げる絶好の時期です。様々なことにチャレンジし、様々なことを体験し、様々な人との関りをもつことで、広く社会貢献のために役に立てる優しい人間となって羽ばたいてください。そのために我々教職員スタッフ一同が精一杯サポートさせていただきます。
Points
学びのポイント
人間の健康と栄養のあり方を広い視野から探究します。
適したバランスや食環境・疾病などの関係性を幅広く学び、正しい知識と技術を身につけ、探究心を育成します。科学的・論理的に捉え、実践に活かす能力を身につけます。
食生活が多様化する現代社会において、一人ひとりの食環境を理解し、科学的根拠に基づいた栄養管理・栄養指導ができる人材を育成します。社会に貢献できる人間性を兼ね備えた「食」の専門家を育成します。
人々が心身ともに健康に暮らすことができる社会の担い手となる、豊かな人間性と高度な専門知識を兼ね備えた、あらゆるフィールドで活躍する管理栄養士を育成します。
Courses
コース紹介
管理栄養専攻
卒業と同時に栄養士の資格を取得することが可能です。さらに、管理栄養士の養成施設に指定されていますので、卒業時には管理栄養士国家試験の受験資格を取得することができます。少子高齢化が進み、健康で長生きすることを願う現代社会において、乳幼児から老年期に至るまで、人のライフステージに応じた適切な食教育を行い、正しい食習慣を指導する人材が必要とされています。医療機関・社会福祉施設・学校教育現場・行政機関など、管理栄養士が求められる社会的ニーズは年々多様化しています。
取得できる資格
- ・栄養士
- ・管理栄養士国家試験受験資格
- ・栄養教諭一種免許状
- ・フードスペシャリスト資格認定試験受験資格
- ・食品衛生管理者任用資格
- ・食品衛生監視員任用資格
- ・社会福祉主事任用資格
- ・上級情報処理士
- ・情報処理士
- ・日本語教員(課程修了証明書)
Classes
授業紹介
生化学実験
生体内の化学反応に関わる酵素や遺伝情報となるDNAの性質・特性などについて実験を通して理解を深め、専門基礎分野の知識の深化とPCR等の実験技術の習得を行います。
給食経営管理実習
給食の運営方法、食事計画の作成、栄養・食事管理、大量調理の作業管理、衛生管理、品質管理、事務管理などの方法と評価について実習を通して学びます。
臨床栄養学実習Ⅰ
経口栄養法における病態別に分類された栄養コントロール食を把握し、その基本方針・栄養基準・献立作成及び展開食を学び、調理実習や供食実習を通して実践能力を身に付けます。
Professional Opportunities
就職状況
進路実績(2021~2023年)
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