アドミッション・ポリシー
[入学者に対する受入方針]

(1)求める学生像
  1. 高校までの主要科目について基礎的学力を持ち、人間理解へと発展・応用させる意志の強い学生を求めます。
  2. 人間の心の豊かさに基づいた、人と人との結びつきによって社会に貢献する意志を持つ学生を求めます。
  3. 人間について深い関心を持ち、真理の探究や学修によって社会に貢献する意思を持つ学生を求めます。
(2)高校時代に学んでおくべきこと(高校時代の学習目標)
  1. 高校卒業レベルの知識。
  2. 国語総合をしっかりと学んでほしい。

カリキュラム・ポリシー
[教育課程編成・実施の方針 ]

2023~2024年度入学生

 心理福祉学科のディプロマ・ポリシーを達成するために、専門科目には、「コア科目」、「中心科目」、「境界科目」を置き、基礎的な知識・技能の確かな学習を基に、さらにそれらを深化し応用・発展的な内容を学び、心理学及び社会福祉学に基づく人間の理解や支援に関する専門的な知識や技能が習得できるカリキュラムを編成する。

汎用的知識と技術

学科共通

内容
学科共通の基礎教育科目として、グループワークも含む基礎的リテラシーの習得のための必修科目を置く。
学科共通の中心科目・境界科目として、コミュニケーションの科目、レクリエーションの科目を選択科目として置く。

■方法
演習を中心に、講義の授業形態も含めて開講し、アクティブラーニングを積極的に用いて行う。

■評価
演習は参加度や成果物に基づき、講義は筆記試験、レポート、参加度等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

心理コース

内容
心理コースの中心科目として、科学的な人間理解のための考え方と方法を学ぶ必修科目・選択科目を置く。

■方法
演習・実習の授業形態を中心に開講し、講義についても、演習を適宜含めて行う。

■評価
筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

福祉コース・一般

内容
福祉コースの中心科目として、社会福祉学の基礎として「制度・政策」、「対象の理解」を学ぶ選択必修科目を置く。
福祉コースの境界科目として、現地でのフィールドワークを含む国際福祉に関する選択科目を置く。

■方法
講義・演習・実習の適切な授業形態で開講し、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。

■評価
講義については、筆記試験、レポート、参加度等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。演習・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

専門的知識と技術

心理コース

内容
心理コースの中心科目として、生理・知覚認知・社会・発達教育・臨床等の心理学の専門分野を学ぶ選択必修科目を置く。
心理コースの中心科目として、公認心理師の取得のための選択科目を置く。

■方法
講義・演習・実習の適切な授業形態で開講し、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。

■評価
講義については、筆記試験、レポート、参加度等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。演習・実習については、筆記試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

福祉コース・専門

内容
福祉コースの中心科目として、社会福祉士・精神保健福祉士として必要な専門性を養うための選択科目を置く。
福祉コースの境界科目として、専門職連携を学ぶ選択科目を置く。

■方法
演習・実習の授業形態を中心に行う。

■評価
レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

態度・志向性

共通

内容
学科共通のコア科目として、心理学と社会福祉学の入門的内容を学ぶ必修科目を置く。
境界科目として、異文化理解のための現地研修と調査法の習得のための選択科目を置く。

■方法
講義または演習の授業形態で開講し、アクティブラーニングを適宜組み合わせて行う。

■評価
講義については、筆記試験、レポート、参加度等により、学修目標に即して多元的、包括的な方法で到達度を判定する。

統合的な学習経験と創造的思考力

学科共通

内容
学科共通のコア科目として、ゼミと卒業研究の必修科目を置く。

■方法
演習の授業形態も含めて開講し、卒業研究は個別指導も含める。

■評価
演習は参加度や取り組み具合に基づき、卒業研究はその成果物によって到達度を判定する。

2021~2022年度入学生

心理福祉学科のディプロマ・ポリシーを達成するために、専門科目には、「コア科目」、「中心科目」、「境界科目」を置き、基礎的な知識・技能の確かな学習を基に、さらにそれらを深化し応用・発展的な内容を学び、心理学及び社会福祉学に基づく人間の理解や支援に関する専門的な知識や技能が習得できるカリキュラムを編成する。

  1. コア科目では、学科共通として心理学と社会福祉学の入門的内容と基礎的リテラシーを学ぶ。
  2. 中心科目では、基礎科目の学習を基盤に、心理コースでは心理学の基盤となる「科学的な人間理解」のための考え方と方法、公認心理師に対応する科目も含む生理・知覚認知・社会・発達教育・臨床等の心理学の専門分野を、福祉コースでは社会福祉士・精神保健福祉士の資格取得に必要な科目を中心に、社会福祉学の基礎として「制度・政策」、「対象の理解」、「ソーシャルワークの基礎」を、講義・演習・実習を通して学ぶ。
  3. 境界科目では、関連分野の学習を通して専門的知識・技能の発展・拡張と深化を図る。

ディプロマ・ポリシー
[卒業認定・学位授与の方針 ]

2023~2024年度入学生

DP1 〈統合的な学習経験と創造的思考〉

人間と社会に対する関心と理解のもと、心理・福祉の専門性を以って人間と社会の課題を解決し、よりよい未来を創造する力を身につけている。(学科共通)

  1. 人間と社会に対する関心と理解
  2. 人間や社会の課題を解決する力
  3. 未来を切り開く創造力
DP2 〈汎用的知識と技術〉

他者との関わり合いの中で、自己と他者の力を互いに引き出し合いながら協調・協働する能力を身につけている。(学科共通)

  1. 自己の力を引き出す能力
  2. 他者と協調・協働する能力
DP3 〈態度・志向性〉

心理学・社会福祉学を学ぶことを通して、多様な価値観を理解し、物事を客観的にとらえる態度と人に対する倫理的配慮を身につけている(学科共通)

  1. 多様な価値観の理解
  2. 客観的態度
  3. 倫理的配慮
DP4 〈専門的知識と技術〉

心理学の多様な視点(生理・認知・社会)から、人の心のはたらきと行動を科学的に理解するための知識を身につけ、現代社会の様々な問題にそれらを応用することができる。(心理コース)

  1. 心理学の様々な領域の専門的知識
  2. 心理学の多様な視点
  3. 心理学的知識の応用力
DP5 〈汎用的知識と技術〉

人間理解のための科学的な研究の方法や結果の解釈の方法を身につけ、その内容を適切に報告したり議論したりすることができる。(心理コース)

  1. 基本的な科学的研究法
  2. 統計の技術
  3. レポートにまとめる力
  4. 科学的なプレゼンテーション・コミュニケーション能力
DP6 〈汎用的知識と技術〉

社会の安定と個人の幸福とは何かを追求するために必要となる、社会福祉に関連する総合的な知識と論理的な思考と考察を行う技術を身につけている。(福祉コース・一般)

  1. 社会福祉に関する総合的な知識
  2. 量的研究法と質的研究法に関する基礎知識
  3. プレゼンテーションと論文を書く力
DP7 〈専門的知識と技術〉

社会福祉学の専門的な知識を踏まえ、ミクロ・メゾ・マクロレベルのソーシャルワークの展開ができる態度と能力を身につけている。(福祉コース・専門)

  1. 社会福祉学に関する総合的な理解と専門知識の習得
  2. ソーシャルワークに関する総合的な理解(理論と技術と価値)と実践能力

2021~2022年度入学生

  1. 心理・福祉の専門性に基づき、様々な立場から人間の理解に基づく支援活動を計画し実践するために必要な意欲・態度および能力を身につけている。
  2. 他者との関わり合いの中で、自己と他者の力を互いに引き出し合いながら協調・協働する意欲と能力を身につけている。
  3. 社会福祉学の知識や技能を基盤として、個人と社会を関連づけながら幸福とは何かを追求する能力を身につけている。(福祉コース)
  4. 社会福祉学の知識を踏まえて、社会福祉の対象者や地域と直接的、間接的にかかわり主体的に行動する態度を身につけている。(福祉コース)
  5. 地域住民として、女性として、福祉専門職として社会に貢献できる総合的な能力を身につけている。(福祉コース)
  6. 心理学の多様な視点(生理・認知・社会)から、人の心のはたらきと行動を科学的に理解するための知識を備え、現代社会の様々な問題にそれらを応用することができる。(心理コース)
  7. 科学的な人間理解のための研究法や、その結果を適切に報告するためのプレゼンテーション能力、議論するためのコミュニケーション能力を備えている。(心理コース)
  8. 心理学の知識と技法を用いて、自分自身の理解と成長、他者との良好な人間関係づくりに役立てられる。(心理コース)