プロフィ-ル

グローバル・スタディーズ学科

教授 / 学長

加藤 美紀
かとう みき

専門分野

教育哲学、宗教教育、人間形成論

主な研究テーマ

青年期の生きる意味、フランクル思想、物語論、スピリチュアリティ

主な担当科目

『キリスト教学』『教育学概論』『教職実践演習』『キリスト教と教育』

主な業績
  • 単著『〈生きる意味〉の教育―スリピチュアリティを育むカトリック学校―』教友社、2020年。
  • 単著『アンジェラスの鐘―希望への招き―』オリエンス宗教研究所、2022年。
  • 単著「教会の宣教におけるカトリック大学の使命と可能性」日本カトリック教育学会編『カトリック教育研究』第38号、2021年、17-29頁。
  • 単著「コーリング意識を育むカトリック大学のキャリア教育」上智大学神学会編『カトリック研究』第88号、2019年、33-72頁。
  • 単著「日常と超越とをつなぐスピリチュアリティの育成―ヒルティの思想を手がかりとして―」東北教育哲学教育史学会編『教育思想』2014年、33-54頁。
加藤先生からのメッセージ

「あなたの希望について問う人にはいつでも答えられるように。」聖書のことばです。
皆さんは将来どのような希望をもっていますか?希望をもって生きる人の目は輝いていますね。でも、「どうして私だけが」と人生の不条理を感じたり、日々報道される世界中の痛ましい出来事を知るとき、それでも人間は生きる希望を見出せるだろうか、と悩みます。もしも「私は何のために生まれてきたのだろう」と悩んだことのある人なら、本学で人生の意味を見出せるかもしれません。
東北地方唯一の四年制カトリック大学である本学は、イエスがいなければ存在しませんでした。イエスに生きる希望を見出したフランスの修道女たちが本学創立の源となっているのです。ですから、イエスが生きた価値観を通して現代世界と向き合う態度を学ぶことによって、約2000年前に生まれたイエスが21世紀に生きる私たちの希望の光となりうることがわかります。
人間には体と心だけではなく「たましい」がある、という人もいます。皆さんは自分や誰かの「たましい」を感じたことがありますか?本学は、人間の「たましい」の働きを大切にすることを学ぶ大学といえるかもしれません。皆さんが己の「たましい」を磨きながら、生きる希望の光を見出すためのお手伝いができたらと願っています。