プロフィ-ル

健康栄養学科

講師

矢島 由佳
やじま ゆか

専門分野

食生活学、食品調理学、食文化

主な研究テーマ

食品の成分変化について、日本の家庭料理について、味覚閾値に関する研究

主な担当科目

『調理科学』『食事設計論』『調理学実習Ⅰ・Ⅱ』『食文化論』他

主な業績
  • 論文:(共著)女子大学生を対象とした基本5味の味覚閾値に関する研究:夏期と冬期の比較,日本栄養・食糧学会誌,74(6)297-305
  • 発表:(共)宮城県の家庭料理 行事食の特徴―年中行事における地域の家庭料理の特徴―, 日本調理科学会2021年度大会
  • その他:別冊うかたま「伝え継ぐ日本の家庭料理 そば うどん 粉もの」そばねっけ
    別冊うかたま「伝え継ぐ日本の家庭料理 米のおやつともち」もち料理
矢島先生からのメッセージ

みなさんの思い出の食べ物、食事、料理はなんでしょうか。
夏のキャンプで作ったカレー、記念日に出かけたレストランと様々なことを思い出しましたか?思い出しながら、「~はおいしかったなぁ」と思いませんでしたか?なぜ、このような質問をしたのといいますと、「食べる」には「おいしさ」ということがかかわる(つながっている)ことを認識してほしかったからです。「おいしさ」には、食べものの味や香り、温度といった化学的・物理的な要因だけでなく、食べる人の感情や健康状態、季節、文化などの要因もかかわります。その要因が「食べる喜び」そして食べた人の「記憶」として残るのです。
管理栄養士は、その人が食べてきた食・記憶の食に目を向けることも、栄養指導や栄養管理をするためには必要になってきます。そのためには、学生時代にさらに地域や各国の食材や料理にふれる・食べるなどの体験が大切になっていきます。 「それぞれの人にとってのおいしさとは何か」、「記憶にのこる食事とは何か」を忘れずに仙台白百合女子大学でともに学んでいきましょう。