プロフィ-ル

心理福祉学科

特任教授

増田 幹司
ますだ かんじ

専門分野

社会政策

主な研究テーマ

社会保障と労災補償の本質に関する研究、ニュージーランド事故補償制度(通称ACC)に関する研究

主な担当科目

『社会保障論』『社会福祉の原理と政策』

主な業績
  • 「外国人観光客にも適用される事故補償制度」『ニュージーランドToday』春風社 2019年4月
  • 「ニュージーランド事故補償制度(通称ACC)に関する一研究-適用範囲拡大に向けた議論と動向に関する検討-」『ニュージーランド研究』第24巻,ニュージーランド学会 2018年3月
  • 「ニュージーランド事故補償制度(通称ACC)と医療事故に関する一検討-治療行為による傷害(Treatment Injury)という概念が誕生するまでのACCの沿革-」『公共政策学』第12号,北海道大学公共政策大学院 2018年3月
  • 「雇用労働における今日的課題」『社会保障の保守主義(増補改訂版)』ブックウェイ 2018年3月
  • 「労災かくし」『社会研究のキーワード』ハーベスト社 2007年3月
増田先生からのメッセージ

社会福祉の実践現場で活動する際に、まず第一に福祉の基盤となる社会保障制度をきちんと理解している必要があると考えます。この点を疎かにしては福祉の専門的教育を受けてきたとは言えないでしょう。医療保険制度、介護保険制度、公的年金制度、労働保険制度といった社会保障の各制度の仕組みは、社会保障の理念や機能の理解、さらには社会保障の構造や財源と費用等についての理解に加えて、各制度の共通点や相違点にも着目して理解しようとすることをお勧めします。後々、社会福祉の実践現場に出てから若干の制度変更に遭遇したとしても、戸惑うことが少なく対応できますよ、きっと。
また、昨今、過労死、過労自殺や雇止め、在学中でも、いわゆるブラックバイトなど雇用労働に関する問題から身を守れるよう、雇用労働に関する基本的知識も、学生時代に習得しておくことをお勧めします。