活躍するOGからのメッセージを紹介いたします。

※所属・役職は公開日時点のものです。

第3回 (2024年4月10日)フリーアナウンサー なべくら みほさん

人間学部 生活福祉学科 2回生

「駄目だった時のことも考えて」
それが、決して安くない学費を4年間払う母が、18歳の私に提示した唯一の条件でした。
小学生の頃から、夢はアナウンサーになること。だだ、当時アナウンサーになるにはキー局で何千倍。ローカル局でも何百倍という倍率の試験を突破しなければなりませんでした。
もしも局アナになれなかったら私に何が残るのか。夢を追いかける事も大切、でも現実を見ることも大切と、母の一言で大学を決めました。当時、仙台白百合女子大学は開校したばかりで新しく、しかも4年で資格を取得できる学部がありました。
正直言って優秀な学生ではなかった私がどんなキャンパスライフを送ったのかを端的に箇条書きにしてみました。
◦全国からやってきた同期、新しい友達ができ「浮かれた大学1年生」
◦自分で授業の時間割を組み立てプライベート・勉強とも「充実した大学2年生」
◦母との約束、資格を取得するため「実習三昧の大学3年生」
◦心と体、勉強に余裕ができ「就職活動に専念できた大学4年生」
苦手な勉強も頑張れ充実した毎日が送れたのは、周りの友達と切磋琢磨し、時にフォローし合いながら学べたからこそ。
全国のありとあらゆるテレビ・ラジオ局を受験し、思うようにならないことばかりでしたが、就職課の皆さんに叱咤激励してもらいながら、大学の卒業式「23日前」に、ようやく秋田放送から内定をもらい、憧れの「介護福祉士」資格を持つ局アナになることができました。
現在はテレビやラジオのお仕事と並行して、東京・六本木にあるテレビ朝日アスクで、アナウンサーを目指す大学生向けに、アナウンスメントの基礎基本や、就職試験対策。
社会人向けにプレゼン等の話し方教室の講師を務めています。
「夢」を持ちつつ、「あしもとの現実」をみながら過ごした私の仙台白百合女子大学での4年間はこのスペースには書ききれないほどの思い出ばかり。
大学生・高校生のみなさん
人生において語りつくせないほどの思い出をここ仙台白百合女子大学でつくってみませんか?心から応援しています。